乳がんの早期発見・万が一の保障・治療後のケアまでトータルにサポート

たばこによる健康へのリスクとは? 妊活中にたばこを吸うリスクまで解説!

protect : 保険のあれこれ

DATE : 2020.10.20

たばこによる健康へのリスクとは? 妊活中にたばこを吸うリスクまで解説!

たばこを吸うことが、さまざまな健康被害や病気の原因となることは広く知られています。また、話題の「妊活」でも、たばこの悪影響が注目されています。そこで今回は医師監修のもと、喫煙による健康へのリスクから、喫煙が妊活や妊娠に与える影響までを解説します。

〇目次
【たばこによる健康へのリスク①】喫煙が引き起こすさまざまな病気
【たばこによる健康へのリスク②】妊娠中の喫煙と赤ちゃんへの影響
【たばこによる健康へのリスク③】妊活中の喫煙は不妊の原因のひとつに

監修:医療法人優美会理事長、吉井クリニック院長 吉井友季子先生
 

【たばこによる健康へのリスク①】喫煙が引き起こすさまざまな病気



◆たばこに含まれる有害物質

「たばこを吸うことは、体によくない」ということは、広く知られるようになりました。では、具体的には何が「よくない」のでしょうか。

たばこの煙にはさまざまな有害物質が含まれることがわかっています。三大有害物質と言われるニコチン、タール、一酸化炭素のほか、70種類以上の発がん性物質が含まれていると言われています。

ニコチンは依存症にさせる作用がある物質です。血管を収縮させる作用があり、血液の流れを悪くし、動脈硬化を促進させます。タールはいわゆるヤニの成分で、発がん性物質が数多く含まれます。ヘモグロビンが酸素を運ぶ機能を阻害し、酸素不足を引き起こします。

こうした有害物質がたばこを吸う本人の健康に悪影響を与えるのはもちろん、他人のたばこの煙を吸ってしまう受動喫煙でも有害であることが指摘されています。

◆喫煙が引き起こすさまざまな病気

喫煙には、がん・循環器・呼吸器・妊娠への影響といったさまざまな健康へのリスクがあることが知られています。厚生労働省が「喫煙との因果関係がある」としている病気には、以下のようなものが挙げられます。

・がん
肺がん、口腔・咽頭がん、喉頭がん、鼻腔・副鼻腔がん、食道がん、胃がん、肝臓がん、すい臓がん、膀胱がん、子宮頸がん

・循環器の病気
虚血性心疾患、脳卒中、腹部大動脈りゅう、抹消動脈硬化症

・呼吸器の病気
慢性閉塞性肺疾患(COPD)、呼吸機能低下、結核による死亡

・そのほか
2型糖尿病の発症、歯周病、ニコチン依存症
このほかに、喘息の悪化や結核の発症・再発との因果関係も指摘されています。さらに、受動喫煙によっても、肺がん・虚血性心疾患・脳卒中のリスクが高くなることがわかっています。


 

【たばこによる健康へのリスク②】妊娠中の喫煙と赤ちゃんへの影響



喫煙が妊娠・出産に与える悪影響にもさまざまなものがあります。

妊娠中の喫煙は、早期破水、前置胎盤などの原因になることがわかっています。また、早産のリスクが高まります。胎児の成長が阻害されることがあり、体重が2500g以下で生まれる低出生体重の原因にもなります。

ほかにも妊娠中の喫煙と関係があることとして、自然流産・胎児の奇形・発育障害なども考えられます。

さらに赤ちゃんが生まれた後も、乳児突然死症候群(SDIS)、そして肥満児やADHD(注意欠陥・多動性障害)になるリスクがあることが指摘されています。

妊娠を望んでもなかなか禁煙できないという悩みもよくありますが、妊娠の期間を経て、赤ちゃんを産み、育てていく中で、ずっとたばこのリスクがつきまとうということをもっと理解する必要があるでしょう。
 

【たばこによる健康へのリスク③】妊活中の喫煙は不妊の原因のひとつに



妊活中の喫煙は、たばこを吸う人が男性でも女性でも、不妊の要因のひとつになると言われています。これから赤ちゃんを育てていくことを考えてみても、男女ともに禁煙するのが理想的です。

◆妊活中に女性がたばこを吸うリスク

女性がたばこを吸うことで、卵子が成熟する場所である卵巣の機能に影響があるとされています。卵巣から分泌されるホルモンのバランスが乱れたり、卵子の質が低下したりして、妊娠する能力が低下すると考えられています。また、喫煙は子宮頸がんの発生リスクを高める原因にもなります。

◆妊活中に男性がたばこを吸うリスク

男性の場合、たばこを吸わない人に比べて、たばこを吸う人のほうが精子の数が少なく、運動率が低いと言われています。また、喫煙によって血流が悪くなるため、ED(勃起不全)のリスクが高まることも指摘されています。

家族に気をつかって換気扇の下や別室、ベランダや屋外で、たばこを吸っている人も多いのではないでしょうか。しかし、どこで吸っていても、家族へのたばこの影響は避けられないことがわかっています。
妊活を始めて妊娠・出産に至るまでは、想像以上に長い道のりになることもあります。また出産が叶えば、その先には長い子育て期間が待っています。たばこを吸う人は、その間、ずっと悩み続けることになるでしょう。 妊活をきっかけにたばこについて考えているなら禁煙するのがベストです。まずは禁煙外来を受診することをおすすめします。

PROFILE

【監修】吉井友季子 YUKIKO YOSHII

医療法人優美会理事長、吉井クリニック院長
大阪市立大学医学部卒業。H11年大阪府吹田市江坂で吉井クリニックを開院。内科、外科、婦人科疾患、健診や予防医療、美容医学に力を入れ成果をあげている。著書多数。健康・美容に関して雑誌、新聞でコメントを求められることも多い。
https://www.yoshiiclinic.jp/

つづきを読む