vol.5 「そろそろ保険に入るべき?」と悩むあなたへ。知っているだけで得をする“保険の超基本”と選び方のポイント

protect : おっぱいを守る

DATE : 2018.11.15

vol.5 「そろそろ保険に入るべき?」と悩むあなたへ。知っているだけで得をする“保険の超基本”と選び方のポイント

「そろそろ保険に入らなきゃ」と思っても「でも保険って難しくてわからないからまた今度考えよう」と、なんだかんだ加入を先延ばしにしている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「健康でも保険に入る必要はあるのか?」についてお話しした前回に引き続き、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、保険の超基本について教えてもらいました。

目次
・保険の種類について教えて!
・できるだけ若いときに保険に入ったほうがやっぱり“おトク”なの?
・「保険の相談」は誰にするのが正解?いい担当者の見極めポイントは?
・“保険料の高さ=安心度の高さ”なの?

質問に答えてくれるのは……

ファイナンシャルプランナー
風呂内 亜矢(ふろうち あや)さん

初心者にもわかりやすいお金の話と、明るく優しい人柄で、テレビ・雑誌・Webでひっぱりだこ。20代のとき、貯蓄80万円で新築マンションを購入したことをきっかけにお金について学び始め、FP資格を取得したという異色の経歴の持ち主。最新書籍『ほったらかしでもなぜか貯まる!』(主婦の友社)
ファイナンシャルプランナー風呂内亜矢オフィシャルサイト  

Q1:保険の種類について教えて!

保険と一口にいっても、その種類はいくつかあります。まず、なにに対する保障かというところで、以下のように大きく3つのカテゴリーに分けられるんです。



・第1分野:生命保険(命に対する保障)
・第2分野:損害保険(モノに対する保障(補償))
・第3分野:医療・介護保険など(第1・第2分野以外のものに対する保障)

この中で、20〜30代の女性にとって身近なのは、第1分野の生命保険か第3分野の医療保険でしょう。生命保険は「残される家族にお金を残すためのもの」、医療保険は「自分がケガや病気をしたときに備えるためのもの」です。

また、多くの人が保険への加入を検討したときに出会うのが「定期保険」と「終身保険」という言葉。これは、保険料を支払う期間と保険にどんな役割を求めるかという点で違いがあります。

・定期保険
一定期間、少ない保険料で大きな保障を得られる保険。いわゆる“掛け捨て(保険を解約したときや満期になったときに、戻って来るお金がない)”タイプを指し、保険料が抑えられている傾向があります。万が一の事態をカバーしてくれる保障を期待する方におすすめです。

・終身保険
保障が一生涯続く保険。保険料は、定期保険よりも高い傾向にありますが、貯蓄性を備えている“積み立て”タイプが多いので、かけたお金がムダになるのが嫌という人に向いています。

この他に、期間を定めて加入し貯蓄性のある養老保険や、保険金が徐々に下がっていく収入保障保険(定期保険の一種)などもあります。ただし、例えば終身保険でも該当する保険事故(病気など)が起こらなければ保険金が下りないため貯蓄性があると言い切れないケースや、定期と終身がセットになっている商品もあります。

なお、ありがちなのが、定期保険を終身保険だと思い込んで加入しているケース。ここを勘違いすると、いざというときに保障を受けられない可能性もあります。定期と終身がセットになっている商品の場合、どの保障が終身なのかを必ずチェックするようにしてください。
 

Q2:できるだけ若いときに保険に入ったほうがやっぱり“おトク”なの?

若いうちに加入したほうが、たしかに月々の保険料は安くなります。しかし、若いうちに加入するということは、つまり保険料を支払う期間も長くなるということ。月々の掛け金だけでなく、長期的な目線で見て、トータルの額を考えることが大切ですね。

そもそも保険は、単におトクだから入るものではありません。貯蓄が少なく万が一のときのためのお金を用意できなかったり、自分になにかあって家族が困ったりといった事態を防ぐために加入するものです。「◯歳だからそろそろ保険に入らなきゃ」というよりは、今の自分にどんな保障が必要かどうかを判断基準にしましょう。
 

Q3:「保険の相談」は誰にするのが正解?いい担当者の見極めポイントは?


保険の相談は、基本的には保険会社や銀行などの営業担当者にすることになります。具体的な商品を挙げつつ、あなたの収入や家族の状況を考慮しながら、さまざまな選択肢を提示してくれるはずです。

いい担当者の見極めポイントは、“あなたが納得できるように説明してくれるかどうか”。ややこしいと感じる保険商品も少なくないですから、理解できるまできちんと説明してくれる担当者を選ぶといいでしょう。
保険の加入を担当者で判断する一方で、その担当者がいなくなった場合、どこに連絡をすれば良いかを把握しておくことも大切です。保険会社の本社やコールセンターなどの窓口も意識しておきたいところです。

また、保険の相談に行くと強い勧誘を受けるのでは……と不安に感じる方は、まず日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)の相談窓口を利用するのも手です。日本FP協会では、電話や面談での無料相談を実施しています。毎年秋には各地でFPフォーラムが開催され、セミナーや無料相談を体験することもできます。

ただし、日本FP協会での相談は具体的な商品を出せないため、商品選びの場までにはならないというデメリットも。あくまで視点や選び方をつかむものと考えるようにしてください。
 

Q4:保険料の高さ=安心度の高さ”なの?


保険の役割は「社会保障と貯蓄で足りない部分をカバーすること」なので、保険料が高い保険のほうがいいということはありません。 極端な話、貯蓄がたくさんあれば保険に入る必要はありませんし、社会保障でまかなえる部分にまで保険をかけていたら、損をしてしまいます。つまり、自分にあった保険を見極めることが重要なのです。

ここでは、独身者・DINKs・専業主婦・子どものいる既婚者の4つのライフタイプに分けて、20~30代の女性が保険を選ぶときのポイントをご紹介します。

・独身者
高額な死亡保障は不要。葬儀ができるだけの定期保険や、万が一のとき必要な治療を受けるための医療保険などに加入するといいでしょう。また、医療保険を終身保険の60歳払済などで加入し、収入が多い今のうちに先払いするという選択肢もあります。

・DINKs
保険選びの基準は、上記の独身者と同じです。夫婦の収入バランスを見て、自分がいなくなったときに家計が厳しくなる場合は、一部死亡保障も検討するといいでしょう。

・専業主婦 持ち家で十分に貯蓄があり、年齢が若ければ保険は不要な場合もあります。
それ以外の場合は、配偶者の死後自分がどんな生き方をしたいのか、どれくらい働けるのかをふまえて、相手の死亡保障を考えましょう。万が一のことをしっかり考えておくことが大切です。

・子どもがいる既婚者
共働きかどうかにかかわらず、子どもがいる場合は、死亡保障の必要性は高くなります。具体的な金額としては、「年収の3倍+子どもの人数×1000万円−現在の貯蓄額」がひとつの目安となります。



次回はvol.6「どうして男性向けはないの?“女性向け保険”のホントの話」についてお話しします。