16人目:華やかに働きたい!
上手な転職方法ってありますか?

リンククロスが信頼するファイナンシャルプランナー・黒田尚子さんによる、女性の悩みをズバッと解決していく本連載。黒田さんの助手猫“ゼニちゃん”が、毎回悩みを抱えた人を探してきます。さてさて今回の相談者は、今の仕事に納得がいかず転職を考えている、26歳の営業ウーマン。でも給与面とか福利厚生とか、何かと気になることも多いみたい。黒田さん、上手な転職方法ってあるんでしょうか?

【今回のお悩み相談者】

【お悩み内容】

【黒田さんのズバッと回答】

私もファイナンシャルプランナーとして独立する前は、フツーの会社員でした。美月さんくらいの年齢のときは「このままこの会社で働いてどうなるのかな」なんて、会社を辞めることを考え始めていましたから、美月さんの気持ちはお察しします。

「働き方の実態調査」(※1)によると、なんと20代会社員の5人に1人が「転職活動中」だとか。

しかも、20代の転職理由や転職先を選ぶ基準で最も多いのは「仕事内容」だといいます(ちなみに、40代以降が最も重視するのは「給与」)。美月さんのように「今とは違う仕事をしてみたい!」というのは、20代の誰もが一度は感じるお悩みなのかもしれませんね。

私の場合、前職(システムエンジニア)は、やりがいがあって楽しかったし、人間関係も円満そのもの。でも、とにかく一度人生をリセットしたくて、転職先を決めずに会社を辞めてしまった“後先考えナシ子”でしたが、貯金は美月さんよりもうちょっとありました(笑)。

転職先を決めてから、前の会社を辞めるのであれば、基本的に社会保険なども途切れることはないでしょうし、今の生活費をまかなえるだけの収入が確保できるなら、貯金はそんなにこだわらなくても。

とはいえ、美月さんが心配するように、収入が必ずアップするとは限りません。厚生労働省のデータ(※2)によると、転職で収入が「増えた」人の割合は、20歳代後半で47.1%と他の年代に比べて高くなっています。一方、「減った」人は31.5%、「変わらない」人は20.5%です。

そこで転職する場合、必ず考えておきたいのが、収入や福利厚生など待遇面や希望職種など、「これだけは譲れない!」という条件を絞っておくこと。

そして、条件を洗い出すためにも、なぜ今の会社を辞めるのかを明確にしておくこと。その上で、次の会社ではどんな仕事をしたいのか、できるだけ具体的に考えてみてください。「何となく、今の仕事はイヤ!」だけでは、次の会社でも同じことの繰り返しになる可能性大。

実は、知り合いの転職コンサルタントいわく、「3人に1人は転職すべきでない人」なんですって。本人の希望と転職市場のニーズとのギャップがあり過ぎるためだそう。

転職しても解決すべき問題(美月さんの場合「もっと華やかな仕事がしたい!」)が、今の会社で実現できないかどうか、上司などに相談してみるのも一手です。

とはいえ、アレコレ悩むより、自分を信じて新しい世界に飛び込むことができるのも、若いときならでは。将来の可能性を広げるのも狭めるのも自分次第だということです。

・20歳代後半で転職した場合、収入アップは約5割
・転職する前に、辞める理由と転職先の条件を明確にしておく
・今の会社で、実現できないか探るのも一手

——参考データ

次回は、9/27(木)公開
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プロフィール


黒田尚子

くろだ・なおこ/1969年生まれ千葉県在住。1998年より独立系FPとして活動。現在は、各種セミナーや講演、新聞・書籍・雑誌・Webサイト上での執筆、個人相談を中心に幅広く行う。2009年12月の乳がん告知を受け、2011年3月に乳がん体験者コーディネーター資格を取得。がんをはじめ病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動も行っている。『親の介護は9割逃げよ ~「親の老後」の悩みを解決する50代からのお金のはなし~』(小学館文庫プレジデントセレクト)が好評発売中!
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監修・文/黒田尚子 漫画/鈴木ポガ子 編集/井上峻

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