第46話 職場の理解・小さな工夫。

よく耳にする「がん」という病気のこと、あなたはどれくらい知っていますか? 備えあれば憂いなし、まずはがんについて知るところから始めましょう。健康のことが気になるりんちゃん家族と共に、楽しく解説します! がんと仕事のお話、第3弾。がんになった従業員をサポートするには、職場の理解や会社組織の小さな工夫など、柔軟な対応が必要なんです。社長さん、お願いします!

がんになった当事者をサポート。
企業側が柔軟な対応を。

仕事を続けるにしても、退職して治療に専念するにしても、がんという大変な状況のなかで、当事者だけで答えを出すのは容易ではありません。

会社で利用できる制度にはどんなものがあるか。復職後のキャリアプランをどう再設計するか。上司や同僚だけではなく、人事部や産業医など第三者的な立場の人間が間に入り、本人の決定をサポートできると理想的です。

がん治療からの復帰後は、後遺症で体力が低下していたり、抗がん剤やホルモン剤の副作用があったりと、すぐに以前と同じように働くことができるとは限りません。定期的な通院にも、職場の理解が必要です。

とくに、がん治療では、入院より通院の割合が高くなっているので、時間単位でとれる傷病休暇制度など、柔軟な就労環境があるといいでしょう。

主治医にしっかり確認したうえで、できることとできないことを企業と当事者が丁寧に話し合いながら、傷病休暇や時短、業務軽減など、小さな工夫を重ねることで、仕事を続けていくことができるようになります。

同じ「がん」といっても、病床、治療の流れ、副作用の重さは人それぞれなので、一括りにせず、柔軟に対応することが大切です。必要があれば、社会保険労務士や全国のがん診療連携拠点病院に設置されている相談センターなどの専門家に相談しましょう。

——参考文献『がんのひみつ 最新版』中川恵一著(朝日出版社)

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プロフィール


鈴木ポガ子

すずき・ぽがこ/アスキー・メディアワークス第1回デジタルMANGA新人賞デジタルコミックエッセイ部門で部門賞を受賞し、2013年より漫画家・イラストレーターとして活動。50回に及ぶリンククロスでの長期連載「がんのことみんな知ってる?」のほか、ぬか漬けマンガ『ぬかロイド花子』が電子書籍として発売中。最新情報は@pogako

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漫画/鈴木ポガ子 編集・文/井上峻 監修/中川恵一

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