第44話 働き盛りのがん患者の悩み

よく耳にする「がん」という病気のこと、あなたはどれくらい知っていますか? 備えあれば憂いなし、まずはがんについて知るところから始めましょう。健康のことが気になるりんちゃん家族と共に、楽しく解説します! 今回から、働き盛りのリンククロス読者にとって気になる、がんと仕事のお話です。もし、働き盛りの世代が、がんになったら……。

働く世代が仕事を失うことは
「社会的な死」とも言える。

自らもがんサバイバーである、キャンサー・ソリューションズ株式会社の代表・桜井なおみさんの調査によると、がんを罹患している就労者のうち、約半数が就労状況に変化があったと答えています。その理由としては、30%が依願退職、17%が転職、11%が解雇を挙げています(2011年)。

会社員の場合、実際には仕事を続けることを望んでいるにもかかわらず、通院などで会社に迷惑がかかると考え、退職を申し出る人が少なくありません。「退職を迫られることを恐れて病気を打ち明けることができない」「体調が悪くても無理に働き続ける」「時間のかかる治療を拒否する」といったケースもあるそうです。

また、職場のだれにどこまで病気を伝えたらいいか分からない、体調不良や通院を職務怠慢と思われてしまう、といった悩みを抱えています。

そもそも働く世代にとって仕事を失うということは、経済的な問題だけではなく、「生きている意味の喪失」といった精神的な危機の引き金になります。それは「社会的な死」といっても過言ではありません。

——参考文献『がんのひみつ 最新版』中川恵一著(朝日出版社)

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プロフィール


鈴木ポガ子

すずき・ぽがこ/アスキー・メディアワークス第1回デジタルMANGA新人賞デジタルコミックエッセイ部門で部門賞を受賞し、2013年より漫画家・イラストレーターとして活動。50回に及ぶリンククロスでの長期連載「がんのことみんな知ってる?」のほか、ぬか漬けマンガ『ぬかロイド花子』が電子書籍として発売中。最新情報は@pogako

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漫画/鈴木ポガ子 編集・文/井上峻 監修/中川恵一

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