第29話 手術のメリット・デメリット。

よく耳にする「がん」という病気のこと、あなたはどれくらい知っていますか? 備えあれば憂いなし、まずはがんについて知るところから始めましょう。健康のことが気になるりんちゃん家族と共に、楽しく解説します! 今回から数回に渡り、がんの治療法に迫っていきます。まずは、がんの治療法で最もイメージの強い、手術のメリット・デメリットについてです。

早期の胃がん・大腸がんなら
手術でほぼ100%治る。

がんの手術では、悪い部分だけを切ろうとすると取り残す心配があるので、がんの周りの正常組織もふくめて切除します。

がん細胞を体から完全に取り除くことができれば、がんは治るため、治療法としては手術が最も直接的な方法です。早期の胃がんや大腸がんなら、ほぼ100%手術で治ります。

もう少し進行したがんでは、もともとのがん病巣(原発巣=最初にがんが発生した臓器の部位)だけでなく、近くのリンパ節も一緒に切除します。

ただし、手術の時点ですでにほかの臓器へ転移していた場合は、いずれ再発してしまいます。ですから一部の例外を除いて、ほかの臓器に転移したがんでは、手術が勧められることは、まずないはずです。

手術にもデメリットがあり、がんの周囲にある正常な部分まで切除するので、臓器や身体の機能が落ちてしまうことは避けられません。そもそも外科手術は、患者さんに手術をしのぐ体力がなければ受けられません。また、乳がんや顔のがんなどでは、見た目が変わるので、精神的なダメージにもなります。

——参考文献『がんのひみつ 最新版』中川恵一著(朝日出版社)

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プロフィール


鈴木ポガ子

すずき・ぽがこ/アスキー・メディアワークス第1回デジタルMANGA新人賞デジタルコミックエッセイ部門で部門賞を受賞し、2013年より漫画家・イラストレーターとして活動。50回に及ぶリンククロスでの長期連載「がんのことみんな知ってる?」のほか、ぬか漬けマンガ『ぬかロイド花子』が電子書籍として発売中。最新情報は@pogako

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漫画/鈴木ポガ子 編集・文/井上峻 監修/中川恵一

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