第24話 がんは告知する時代。

よく耳にする「がん」という病気のこと、あなたはどれくらい知っていますか? 備えあれば憂いなし、まずはがんについて知るところから始めましょう。健康のことが気になるりんちゃん家族と共に、楽しく解説します! 今回は、がんと告知の関係。昔はなかなか告知しなかったがんですが、今はほぼ100%告知する時代なんです。その真意とは?

今はほぼ100%告知する。

かつて、がんの告知はほとんど行われていませんでした。東大病院でも15年前までは、肺がんの患者さんに、肺にカビが生える「肺真菌症(はいしんきんしょう)」と説明していました。昔は、日本式の「あうんの呼吸」で、漠然とした告知が行われていたのです。

時代は変わるもので、いまはほぼ100%告知するようになりました。アンケートでも、「自分ががんになったら知らせてほしい」と答える人が8割を超えています。しかし、家族の誰かが、がんになった場合は「知らせない」「どちらとも言えない」が合わせて8割になります。家族の場合は、告知をためらってしまうのです。

ただ、病名を隠していても、本人はだんだん「がんではないか?」と気づき、疎外感や不安を抱えることになります。たしかに、がんを知った直後はたいへんなショックを受け、ふさぎこむのが普通ですが、ほとんどの人は時間が経つにつれ、徐々に事実を受け入れ、がんと向き合うようになります。

告知がなければ、本人の考えにあった治療法を選ぶことができません。それに、つらい治療を乗り切るには、患者さんが胸の奥で納得していることが必要なのです。

——参考文献『がんのひみつ 最新版』中川恵一著(朝日出版社)

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プロフィール


鈴木ポガ子

すずき・ぽがこ/アスキー・メディアワークス第1回デジタルMANGA新人賞デジタルコミックエッセイ部門で部門賞を受賞し、2013年より漫画家・イラストレーターとして活動。50回に及ぶリンククロスでの長期連載「がんのことみんな知ってる?」のほか、ぬか漬けマンガ『ぬかロイド花子』が電子書籍として発売中。最新情報は@pogako

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漫画/鈴木ポガ子 編集・文/井上峻 監修/中川恵一

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