がんのことみんな知ってる?

第48話 がん患者はお金が心配。

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よく耳にする「がん」という病気のこと、あなたはどれくらい知っていますか? 備えあれば憂いなし、まずはがんについて知るところから始めましょう。健康のことが気になるりんちゃん家族と共に、楽しく解説します!今回は、がんになった時にかかるお金のお話です。がんになるとイチバン心配になるのが、死の不安よりも経済面だそう。では、実際にどれくらいかかるのか、ズバッとお伝えしちゃいます!

がんになった時の
イチバンの心配は「お金」。

がんになってイチバンの心配は、意外なことかもしれませんが、お金のことです。一般の方に「がんになった場合に心配なこと」を調査したアンケートでは、「がんによる死の不安」を超えて、「経済的な不安」がトップでした。

治療費のことが気になっては、安心して病気の治療に専念することができません。ここで、がんの治療費について概要をお話しましょう。

治療費はケースバイケースですが、だいたいをイメージしていただくために、初期の肺がんで入院したYさんを例に出してみます。Yさんの肺がん手術の医療費は全体でおよそ150万円でしたが、公的医療保険によって3割負担なので、自己負担は45万円でした。

ただし、先進医療や差額ベッド代は保険適用外ですから、そのような治療を選択した場合は、自己負担が重くのしかかってきます。2週間個室を利用したYさんの差額ベッド代は約45万円。医療費の自己負担と差額ベッド代が同じなのには、ちょっと驚きです(病院側の都合でうつった場合には、負担する必要はありません)。

Yさんは手術後に抗がん剤治療を受けることになりました。1回15万円で、月に2回なのでひと月に30万円かかります。これも、3割負担なので、自己負担は10万円程度です。

がんの治療費については、「がん治療費.com」で保険が利く標準的な治療を受けた場合の5年間の医療費を見ることができるので、参考にしてください。

——参考文献『がんのひみつ 最新版』中川恵一著(朝日出版社)

プロフィール

中川恵一

なかがわ・けいいち/1960(昭和35)年東京生まれ。東京大学医学部附属病院放射線科准教授。東京大学医学部医学科卒業後、スイス、ポール・シェラー・インスティチュートに客員研究員として留学とした経験をもつ。著書に『がんのひみつ』『がんの練習帳』など、がんにまつわるもの多数。

鈴木ポガ子

すずき・ぽがこ/アスキー・メディアワークス第1回デジタルMANGA新人賞デジタルコミックエッセイ部門で部門賞を受賞し、2013年より漫画家として活動。リンククロスでの連載のほか、ぬか漬けマンガ『ぬかロイド花子』が電子書籍として発売中。最新情報はこちら@pogako

漫画/鈴木ポガ子 編集・文/井上峻 監修/中川恵一

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