がんのことみんな知ってる?

第47話 がん検診は会社にもメリット。

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よく耳にする「がん」という病気のこと、あなたはどれくらい知っていますか? 備えあれば憂いなし、まずはがんについて知るところから始めましょう。健康のことが気になるりんちゃん家族と共に、楽しく解説します! がんと仕事のお話、第4弾。会社で積極的にがん検診を行うことはメリットだらけ!? 大手企業から中小企業まで、今すぐ取り入れて欲しい、そんな内容です。

がん対策は企業側にとって
コストではなく投資!

いま、健康保険組合が危機に瀕しています。高齢化による医療費負担が重くのしかかり、約9割が赤字の状態で、自社の保険組合を解散せざるを得ないところも出てきています。

早期がんと末期がんでは、医療費がまったく異なります。早期がんでは、ほとんどの場合、手術か放射線治療で治療を終えることができます。

しかし末期がんの場合、複数回の手術や、長期間に及ぶ化学療法(抗がん剤など)が必要になり、医療費は早期がんに比べ数倍〜数十倍に膨らみます。特に分子標的薬(がん細胞が持っている特定の分子だけに作用する薬)は薬価が高く、月額数十万円に上るものもあります。

広島県が、がん検診の企業に与える経済的影響を試算したところ、企業ががん検診を実施して、ひとりの人に早期がんを見つけた場合、実施せず末期がんで見つかった場合と比べて、差し引き405万円の遺失利益を取りもどすことになる、というデータも出ています。一概には言えませんが、企業が従業員のために検診費用を負担としたとしても、早期がんが見つけられれば、かえって企業にとってメリットが大きいわけです。

さらに広島県の試算では、従業員の生存率は、早期発見では99%・末期発見では15%と、84ポイントも違うのです。大事な従業員の命を守るためにも、早期がんの段階で見つけて欲しいと切に願います。

がんは自覚症状が出てからでは出遅れで、早期がんのうちに発見するにはがん検診が唯一の手段です。検診で見つかるがんのほとんどが早期がんです。社員が病気になる前に、あるいはすでになっているとしても早期の段階で見つけるような仕組みを作ることは、結果的に、企業にとってもコスト削減、そして貴重な人材の損失を防ぐことにつながります。

——参考文献『がんのひみつ 最新版』中川恵一著(朝日出版社)

プロフィール

中川恵一

なかがわ・けいいち/1960(昭和35)年東京生まれ。東京大学医学部附属病院放射線科准教授。東京大学医学部医学科卒業後、スイス、ポール・シェラー・インスティチュートに客員研究員として留学とした経験をもつ。著書に『がんのひみつ』『がんの練習帳』など、がんにまつわるもの多数。

鈴木ポガ子

すずき・ぽがこ/アスキー・メディアワークス第1回デジタルMANGA新人賞デジタルコミックエッセイ部門で部門賞を受賞し、2013年より漫画家として活動。リンククロスでの連載のほか、ぬか漬けマンガ『ぬかロイド花子』が電子書籍として発売中。最新情報はこちら@pogako

漫画/鈴木ポガ子 編集・文/井上峻 監修/中川恵一

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