がんのことみんな知ってる?

第28話 セカンドオピニオン。

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よく耳にする「がん」という病気のこと、あなたはどれくらい知っていますか? 備えあれば憂いなし、まずはがんについて知るところから始めましょう。健康のことが気になるりんちゃん家族と共に、楽しく解説します! 今回は、主治医以外の別の医師に意見を求める「セカンドオピニオン」の重要性について。がんの完治を目指すのであれば、さまざまな選択肢を視野に入れる必要があります。遠慮せずに、が大切です!

遠慮せずに
セカンドオピニオンを求めよう。

現代の医療では、診療科の細分化・専門化が進んでいるため、ひとりの医師がすべての最新治療に精通していることはほとんどありません。ですから、医療機関や医師によって治療方針が異なるのは、よくあることです。

それに、外科の先生は外科手術を、放射線治療の先生は放射線治療をオススメする傾向にあります。トヨタのセールスマンがトヨタの車をすすめるのと同じです。

ですから、医師のすすめる治療法は、長所と短所を納得できるように話してもらい、ときには別の医師の意見を求める必要もあるでしょう。これが「セカンドオピニオン」です。

特に、がんの完治をねらう場合には、手術か放射線治療を選択する必要があります。外科の先生のほかに、放射線治療の専門医の意見を聞くことをオススメします。

セカンドオピニオンを持ち出すと、主治医の機嫌を損ねるのではないか、と心配する人もいますが、遠慮する必要はありません。紹介状を書いてもらい、診療情報を入手しましょう(診療情報がないと、もう一度はじめから検査をやり直さなければなりません)。

ただし、セカンドオピニオン外来には健康保険が適用されないので、自費での受診になります(病院によって異なりますが、30分で2万円くらいです)。

セカンドオピニオンを受けるときは、初回の治療を始める前、診断後3ヶ月以内の早い時期にしましょう。治療が始まってしまうと、治療方針の変更が難しくなるからです。

——参考文献『がんのひみつ 最新版』中川恵一著(朝日出版社)

プロフィール

中川恵一

なかがわ・けいいち/1960(昭和35)年東京生まれ。東京大学医学部附属病院放射線科准教授。東京大学医学部医学科卒業後、スイス、ポール・シェラー・インスティチュートに客員研究員として留学とした経験をもつ。著書に『がんのひみつ』『がんの練習帳』など、がんにまつわるもの多数。

鈴木ポガ子

すずき・ぽがこ/アスキー・メディアワークス第1回デジタルMANGA新人賞デジタルコミックエッセイ部門で部門賞を受賞し、2013年より漫画家として活動。リンククロスでの連載のほか、ぬか漬けマンガ『ぬかロイド花子』が電子書籍として発売中。最新情報はこちら@pogako

漫画/鈴木ポガ子 編集・文/井上峻 監修/中川恵一

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