がんのことみんな知ってる?

第20話 小児がんの治癒率向上。

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よく耳にする「がん」という病気のこと、あなたはどれくらい知っていますか? 備えあれば憂いなし、まずはがんについて知るところから始めましょう。健康のことが気になるりんちゃん家族と共に、楽しく解説します! 20回の節目を迎えたので、今回からは、子どものがん=小児がんについての話をしていきます。まずは、ここ20年で変わった治癒率について。りんちゃん、クロちゃんも、小児がんについて、かなり気になっているようです。

小児がんは
治る確率が高くなっている。

子どものがんについては、成人のがんに比べて発生率が低く、これまであまり話題にされてきませんでした。若い年齢でつらい治療や死に向き合わねばならないのは、あまりに過酷なことですから、口にしづらい雰囲気もありました。しかし、ここ20年の抗がん剤の進歩のおかげで、以前は3割だった小児がんの治癒率は、7割まで向上しています。ドラマなどの影響で「不治の病」の印象が強いですが、治る確率は高くなってきています。

小児がんは、15歳未満の子どもにできるがんの総称で、日本では毎年約2500人が小児がんにかかっています。子どもの死因としては、「不慮の事故」に次ぐ2位です。小児がんでもっとも多いのは白血病で、およそ4割を占めます。ついで、脳腫瘍、神経芽細胞腫(しんけいがさいぼうしゅ)が続きます。

成人でおなじみの胃がん、肺がんなどは、臓器の表面の粘膜などから発生しますが、子どものがんではほとんど見られません。子どもでは、筋肉や骨、神経、血液など、体の深いとこからできる「肉腫」が多いのが特徴です。そのため早期発見がむずかしくなります。

なぜ、子どもと成人ではがんのタイプが異なるのでしょうか。子どものがんは「細胞の老化」によって起こるのではないからです。小児がんにおいてがん化(通常細胞が、がん細胞に変異すること)が起きる理由は、あまりよく分かっていません。一部には遺伝性のものもありますが、遺伝的な要素があっても発病しないこともあります。生活習慣とも関係がありません。

——参考文献『がんのひみつ 最新版』中川恵一著(朝日出版社)

プロフィール

中川恵一

なかがわ・けいいち/1960(昭和35)年東京生まれ。東京大学医学部附属病院放射線科准教授。東京大学医学部医学科卒業後、スイス、ポール・シェラー・インスティチュートに客員研究員として留学とした経験をもつ。著書に『がんのひみつ』『がんの練習帳』など、がんにまつわるもの多数。

漫画/鈴木ポガ子 編集・文/井上峻 監修/中川恵一

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