がんのことみんな知ってる?

第7話 気になる遺伝との関係。

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よく耳にする「がん」という病気のこと、あなたはどれくらい知っていますか? 備えあれば憂いなし、まずはがんについて知るところから始めましょう。健康のことが気になるりんちゃん家族と共に、楽しく解説します! 今回は、よく話題にあがる、がんと遺伝の関連性。実は約5%しかないという遺伝的要因。でも注意も必要なんです……。

がんは基本的には遺伝しない病気。

がんを遺伝だと思っている人がいますが、がんは基本的には遺伝する病気ではありません。確かに、がんの原因の約5%が遺伝的要因です。ですが、喫煙や野菜不足などの生活習慣の影響の方が約6割を占め、ずっと大きいと言えます。そして、遺伝的要因で発生するがんを家族性腫瘍と言います。

ところでなぜ、家族性のがんがあるのでしょうか。細胞のがん化を防ぐものに「がん抑制遺伝子」があります。私たちのDNAは、父親から半分、母親から半分を受け継いでいますから、1つの細胞のなかに同じがん抑制遺伝子を2つ持っていることになります。

しかし、家族性腫瘍の患者さんの場合、片方のがん抑制遺伝子に生まれつき突然変異があります。残るもう1つにキズがつけば、がん抑制遺伝子が2つとも働かないということとなり、がんが発生します。このため、家族性腫瘍では、20代〜40代といった働き盛りの若い年齢でがんができやすいのです。ただし、がん抑制遺伝子にキズがあっても、がんにならないこともあります。

血縁者に、若いころ乳がんや卵巣がん、大腸がんなどになった人が多い場合は、家族性腫瘍も念頭におく必要があります。早期発見のためにも検診などを心がけてください。
——参考文献『がんのひみつ 最新版』中川恵一著(朝日出版社)

プロフィール

中川恵一

なががわ・けいいち/1960(昭和35)年東京生まれ。東京大学医学部附属病院放射線科准教授。東京大学医学部医学科卒業後、スイス、ポール・シェラー・インスティチュートに客員研究員として留学とした経験をもつ。著書に『がんのひみつ』『がんの練習帳』など、癌にまつわるもの多数。

漫画/鈴木ポガ子 編集・文/井上峻 監修/中川恵一

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