がんのことみんな知ってる?

第4話 がんは「不治の病」じゃない。

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よく耳にする「がん」という病気のこと、あなたはどれくらい知っていますか? 備えあれば憂いなし、まずはがんについて知るところから始めましょう。健康のことが気になるりんちゃん家族と共に、楽しく解説します! がんといえば、治らない病気のイメージが強いですが、早期発見すれば完治率が高いことを、お父さんが身を削って(!?)教えてくれます。これを読んだ翌日は、検診の予約がしたくなる、はず。

早期なら治癒率が高い時代。

まだまだ、がんは「不治の病」というイメージが根強いのですが、まず知って欲しいことは、現在は治りにくいがんも含めた全がんの治癒率は、約6割。がん=死を意味するわけではない、ということです。医療の進歩によって、早期のがんなら治療が可能なケースが増えてきています。9割以上が完治し、胃がんや大腸がんなら手術でほぼ100%治ります。

「早期」とは、がんの種類にもよりますが、簡単に言うと、がんが粘膜の表面にとどまっている、大きさ1〜2センチ程度までの時期を指します。このくらいだと、ほとんどのがんで自覚症状はまったくありません。ですから定期的な検診が不可欠なのです。早期に見つかれば、それだけ身体に負担のない治療法を選ぶことができ、選択肢も増えていきます。

よく、見つかったら怖いから検診を受けないという人がいますが、本末転倒と言えるでしょう。海外では、早期にがんが見つかると「コングラチュレーションズ(おめでとう!)」と言われます。これは検診で発見されなければ、いずれその人の命を奪っていたかもしれないがんを完治するチャンスを得たこと、それに対する「おめでとう」です。
——参考文献『がんのひみつ 最新版』中川恵一著(朝日出版社)

プロフィール

中川恵一

なかがわ・けいいち/1960(昭和35)年東京生まれ。東京大学医学部附属病院放射線科准教授。東京大学医学部医学科卒業後、スイス、ポール・シェラー・インスティチュートに客員研究員として留学とした経験をもつ。著書に『がんのひみつ』『がんの練習帳』など、がんにまつわるもの多数。

漫画/鈴木ポガ子 編集・文/井上峻 監修/中川恵一

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