未来の健康グッズ

グッズ1 
口の中に入れるだけでOK。
健康状態を瞬時に判断する計測器。

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世の中を騒がしている健康グッズって、そんなに多くないですよね。リンククロスでは、こんな革新的な健康グッズがあったらいいな……という妄想を、日頃から新しいものを作っている人たちに聞いてみちゃおうと考えました。第一線で活躍するプロダクトデザイナーやアートディレクターなど常に新しいものを創造している人たちに、「未来の健康グッズ」というキーワードだけをお伝えして、アイテムを提案してもらいます。第1回目はプロダクトデザイナーの早川和彦さんに、見た目もスタイリッシュな未来の口内計測器を描いてもらいました。

プロフィール

早川和彦

はやかわ・かずひこ/プロダクトデザイナー。多摩美術大学を卒業後、アメリカのアートセンター・カレッジ・オブ・デザイン在学中、2008年からセイコーウォッチ株式会社にてプロダクトデザイナーとして従事。母校の非常勤講師などを勤めながら、2014年に独立し「早川和彦デザイン事務所」を設立。現在ではプロダクトの企画やデザインを中心に、ブランディング、パッケージ、インテリア、空間など幅広い提案を行っている。
http://www.kazuhikohayakawa.com/

“知る”という視点からプロダクトをデザインする。

健康ってすごく幅広い枠だと思うんです。人の身体に関わることは、全部健康に関わるものだな、と。なので、『健康グッズ』というキーワードでプロダクトを考えたときに、まずは3つの可能性を想像しました。1つ目は、マイナスを補うようなもの。これは今の身体に足りないものや、かけているものを補うようなアイテムのこと。2つ目は、今の状態からプラスオンするタイプのもの。例えばスポーツやトレーニンググッズなどがこれに当てはまると思います。3つ目は、“知る”という視点。これは自分の健康状態を知る、体温計や体重計などのアイテムのことです。今回この企画のお話をいただくほんの少し前に、僕が人生初の人間ドックを体験したこともあって、健康状態を知ることに少し敏感になっていました。それもあって、今回は“知る”という視点から考えてみようと思ったんです。僕自身、30歳を超えてから体力面でも体調面でも今までとは異なる部分があるなと感じているなかで、“知る”ということが健康を考えたりコントロールするきっかけに繋がるんじゃないかと思うんです。けれど、そのハードルは高すぎないことが大切。毎日の生活の中で、負担なく取り入れられるものがベストなのではないかという想定のもと、このグッズを考えました。

口腔内の環境を“知る”ことで日々の体調を察知する。

僕が考えた未来の健康グッズは、歯ブラシのような形状の口腔環境計測器です。リサーチを進めていくなかで、口腔内の環境は内臓や脳とも関係があるという文を読みました。そして、毎日負担なく取り入れられるものとしても、洗面所で歯ブラシの隣りに置いてあって、口の中に入れればOKなものならどうかな?と考えたんです。この計測器の先端には、細菌や微生物を計ることができるセンサーがついていて、口の中に入れるだけで細菌量がわかるというようなもの。そんなセンサーが開発されているかはわからないですけどね(笑)。でも、あったらいいなと思ったんです。あとは小型のカメラが付いていてもいいかな。なかなか自分では見ることができない、口の中の様子を見ることができるのは面白いんじゃないかと思うんです。そしてスマートフォンなどの電子機器と繋がっていて、毎日計測したものを蓄積していき、口腔内の環境に変化があった時だけアラートが鳴るような設定になっているとか。それであれば、習慣化するハードルも低そうですよね。やっぱり運動とかを続けていくのって、すごく大変なことだと思うんです。僕自身も健康のためにスポーツをやってみても長続きしないタイプなので、こうやって日々の生活の中で簡単に取り入れられるグッズがあったら欲しくなっちゃうんじゃないかな、と思います。

完成3Dイメージ

3D制作/早川和彦 写真/黒坂明美 編集・文/戸塚真琴

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