栗原吾郎の和体験

音に乗せて気分を落ち着かせる。
安らぎの三味線入門。

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心のエクササイズとも呼ばれるマインドフルネスは、目の前の体験に意識を集中させた状態を表します。なんだか、日本古来よりある精神統一と、似ていると思いませんか? 和の伝統的な文化に触れることで、心が鍛えられ、もしかしたらマインドフルネスが理解できるかもしれない……。ホスト役は今後の活躍が期待される、若手俳優の栗原吾郎くん。茶道編に続いて、今回は三味線を体験しました。バンド時代にギターを担当していた栗原くんの腕前はいかに?

美しい音色が心へもたらす作用について、今回教えていただいた常磐津齋櫻(ときわず・さいおう)先生にお話を伺いました。

「三味線の音色にはヒーリング効果があると言われています。そのため私のところに通う生徒さんからも、『三味線をしていると日常のストレスを忘れられる』という声を、多く耳にします。稽古に集中して音色を自分の手で奏でることにより、頭の中をリセットすることができるそうです。そして、その音色によって嫌なことを忘れることができると言われています。年齢を問わず始められるため、長く人生を楽しみたい、長くできる趣味がほしい!という方にも人気があります」

「もう一つ、私自身が和装でお稽古をしているのにも理由があります。最近では和装の生徒さんが少なくなっていますが、私は和装をすることで気持ちを整えることができると思っています。日常生活からの切り替えにもなるし、折り目をつけるためにも和装での稽古をおすすめします。せっかく三味線を奏でる時間ですから、自分自身と向き合い、けじめをつけるためにも最適だと思いますね」

プロフィール

栗原吾郎

くりはら・ごろう/1996年1月12日生まれ。179cm。俳優としてテレビや映画・CMなどで活躍。ロックバンド・カスタマイZのヴォーカル・ギターとしても活動していた。C CHANNEL PREMIUM ドラマ「ほんとはキミに好きって言いたい!」配信中。映画『人狼ゲーム マッドランド』DVDレンタル開始、9月27日(水)にはプレミア特典映像付DVDが発売!

三味線の先生

常磐津斎櫻

ときわず・さいおう/銀座と人形町で三味線教室を開催する傍ら、出張演奏もする三味線奏者。もともとは着物を着たくて友人と一緒に三味線を始めたが、その美しい音色に魅了され入門。10年間の下積みを経て、10年ほど前から常磐津三味線のレッスンを行っている。

まずは常磐津先生と挨拶を交わすところからスタート。正座をし、手を膝の前につけながら丁寧に頭を下げます。「よろしくお願いします」と互いにゆっくりとお辞儀をし合ったら、稽古の開始です。

雰囲気の柔らかい先生だからか、栗原くんの表情も普段よりなんだか柔らか。意気込みも十分です。「ギター経験があるので、いつもより自信があります! でも最近ギターにふれる機会が少ないから、指、ちゃんと動くかな?」。なんて言いながらも、その表情を見る限り、瞳の奥に自信を感じる! 果たして、ギターと三味線に大きな差はあるのでしょうか?

次は持ち方の確認。バチも三味線もそれぞれに決まった持ち方があります。

「まずはバチの持ち方です。バチの下側を、小指と薬指で挟み、人差し指と中指は優しく添えるだけ。親指は反対側の平な部分にのせ、小指はしっかりと開きましょう。続いて三味線です。三味線はきちんと持つことができないと、いい音を奏でることができません。正しい持ち方は、棹(さお)の角度が45度を向いていること。ギターの場合、ネックをそこまで上げないので、三味線独特の持ち方と言えます。胴の部分は少し自分の身体と離れているのがベストです。胴の丸い部分が音を響かせるため、そこが身体とくっついているといい音がでないので、注意してください」

持ち方を確認したら、いよいよ演奏の開始です。

「三味線には3本の絹線=弦が張られていて、上から1の糸・2の糸・3の糸と呼びます。そして、棹(さお)の押さえる位置によって音色が変わり、それぞれの位置に数字が決められています。ギターの場合フレットを目印に弦を押さえますが、三味線は記憶と経験で身体におぼえさせるのが、大きな違いのひとつと言えるかもしれません。今回もそうですが、初心者の方は数字の目印が付いたものを使うのでご安心を」

「まずは2と3の弦を押さえながら、バチで『弾く』練習を。文字通り、上から下に向かって弦を弾き、音を奏でます。続いて覚えるのが『すくい』。これは逆に下から上に向かって、糸をすくうようにして音を奏でます。この2つの動作が基本となります。あとは、左手で弦をはじく『はじき』の動作も、これから演奏する曲で使うのでおぼえましょう」。最初はおぼつかなかった栗原くんですが、次第に手が慣れてきて心地よい音楽が辺りを包みます。「こんな短時間でここまで音が出せるなんて!」と先生も太鼓判。

ある程度、音を奏でる練習が終わったら、いよいよ曲を演奏します。曲名は『佃(つくだ)』という、三味線では基本の音楽。先生のリズムと合わせながら、栗原くんが懸命に合わせます。

「『弾く・すくう・はじく・弾く』この順番通りにバチを動かしながら、私のリズムと合わせて演奏してくださいね。『佃』という曲は川の音楽です。同じ川でもゆったりだったり急流になったり、情景や状況によって流れや雰囲気は異なりますよね。三味線演奏者というのは、それを表現することが本来の仕事なんです。そのため、絵が浮かんでくるような音色を意識しながら、奏でていきましょう」と先生に言われ、栗原くんも真剣な面持ちに。

「栗原さん、やはりとっても上手ですね。三味線は持つこと自体が難しく、それに加えて、初めは指を上手に動かすことができない楽器です。ギター経験者の方は指を動かすことに慣れているので、本来初心者の方に教える何倍もの速さで稽古ができました」と最後も先生に褒めていただき、稽古終了です!

「思っていた以上に難しかったです。正直、もっと簡単に弾けると思っていました。持ち方や弾き方、押さえ方など、ギターと違う点が多く結構戸惑いましたね。過去2回の和体験よりも“今日はいける”という自信があったからこそ、逆に今までで一番難しかったかもしれないです。自分の中ではもっとなめらかに弾ける予定だったので……。

今回も感じたのは、心を落ち着かせないと良い音色は奏でられないな、という精神の部分が大切だということ。あとは、正座をして姿勢を正しながら三味線を弾くという行為が大変でした。今日三味線を体験したら、久しぶりにギターを弾きたくなりました。家帰って、練習します(笑)!」

想像以上に難しかったという三味線体験。周りからの評価は上々でしたが、本人はちょっと納得していない様子でした。さて、次回の和体験はどんなものになるのか? 乞うご期待ください!

「栗原吾郎の和体験~そば打ち~編」へ!

写真/黒坂明美 スタイリング/山本ひとみ ヘアメイク/kanako 文/戸塚真琴
編集/井上峻 衣装協力/京都レンタル着物first (o-first.com)

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