栗原吾郎の和体験

作法を知れば誰でも楽しめる。
心を研ぎ澄ます、茶道入門。

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心のエクササイズとも呼ばれるマインドフルネスは、目の前の体験に意識を集中させた状態を表します。なんだか、日本古来からある精神統一と、似ていると思いませんか? 和の伝統的な文化に触れることで、心が鍛えられ、もしかしたらマインドフルネスが理解できるかもしれない……。ホスト役は、今後の活躍が期待される若手俳優の栗原吾郎くん。前回の書道編に続いて、今回は茶道を体験しました。敷居が高いイメージのある茶道、栗原くんももちろん初体験です。そのお点前はいかに?

茶道入門ということで、今回お世話になった安島翠香先生に、心との繋がりを教えてもらいました。

「敷居が高いと思われがちな茶道ですが、作法を知れば誰だって楽しむことができるんです。この教室でも基礎から教えています。茶道の作法で大切になるのが“音”。例えば、茶室に入るとき、“にじり口”を最後にくぐる人はわざと音を立てて戸を閉める、茶室内ではわざとすり足で歩いて音をさせる、という決まりがあります。それらが自然とできるようになると、気持ちを穏やかにし、静かな空間で何も考えずに過ごせるようになるんです。こうした現在までも愛され続ける『茶道』を確立させたのが、千利休です。彼は禅とお茶をつなげることにより、今の茶道をつくりました。作法を学び、精神を整え、そしてお茶を楽しむ。千利休がつくり出した茶道でなければ、今日まで愛されることはなかったと思います。心を集中させ精神統一をし、音に敏感になることで、心からお茶を味わうことができると思いますよ」

プロフィール

栗原吾郎

くりはら・ごろう/1996年1月12日生まれ。179cm。俳優としてテレビや映画・CMなどで活躍。ロックバンド・カスタマイZのヴォーカル・ギターとしても活動していた。C CHANNEL PREMIUM ドラマ「ほんとはキミに好きって言いたい!」配信中。7月15日公開の映画『人狼ゲーム マッドランド』に、宇佐美慧役で出演。

http://jinro-game.net

茶道の先生

安島翠香

あじま・すいか/「HiSUi TOKYO」の茶道講師。千利休の話など、茶道の歴史にも造形が深く、茶の湯の奥深い魅力を優しく教えてくれます。

「HiSUi TOKYO」
東京都中央区銀座4-3-13 コイズミビル5F

http://hisui-tokyo.com

茶道の作法は、客人としての振る舞いを知ることから始まります。

「茶室に入るときは、“にじり口”と呼ばれる小さな入り口から入ります。これは千利休が考えたもの。当時の将軍だった豊臣秀吉も、にじり口からくぐって入ったため、頭を下げたことになります。つまり茶室では上下関係はなく、誰もが平等にお茶を楽しむ、という意味が込められています。そして最後に入った人は、わざと音を立てて閉め、全員が室内にいることを奥にいる亭主に伝えるんです」。先生の教え通り、栗原くんもにじり口をくぐり、音を立てて戸を閉めます。ピシッという音が茶室に響き渡ります。

「お部屋に入ったら室内を見て回り、今日のお茶会がどんな内容なのか、置いてあるものを見ながら考えます。掛け軸に書かれた言葉もポイントです。今日は『和敬清寂』。亭主もお客さまも和して敬い合い、心を清く落ち着けて楽しみましょう、という意味です。それらを理解したうえで、まずはお菓子を食べるところから始めます」。お菓子は一気に食べず、3〜4等分くらいの食べやすい大きさに切ってゆっくりと食べます。お菓子を先に食べるのは、よりお茶をおいしく味わうため。すべてはお茶の引き立て役なんです。

お菓子を食べ終えたあとは、亭主である先生がまずお茶を立ててくれます。
「『お点前頂戴いたします』と言い、両手をついて会釈をしてから、茶碗を右手で取り左手にのせ、右手を添えます。正面を避けるため茶碗を回し、飲み始めます。ここでも最後は音を立てて、飲み終わったことを亭主に伝え感想を述べます」

それに従い栗原くんもゆっくりとお茶をいただきます。「思ったよりも全然苦くないし、すごくおいしいです!」と本音がポロっと漏れました(笑)。

客人としての振る舞いを学んだら、いよいよ栗原くんが自分でお茶を立てます。先生に促されるように、一つ一つの手順を踏んで準備をしていきます。緊張しながらも着実に進め、くるくると抹茶を混ぜながらお茶を立てる栗原くんを見て先生が一言。
「手の動かし方がとっても上手です。初めてとは思えないほど! こんなに上手にお茶を立てられるとは思いませんでした」と先生を唸らせるほど。栗原くんも一安心の様子です。

一連の流れを終えたら、にじり口から外へ出て茶道体験の終了です。

「茶道は初めての体験だったし、目にしたこともない世界だったので、教わるがままに動いていました。体験して気がついたのは、前回の書道と同様“空間に身を委ねる”感覚が大切だということ。その場にいることに心を集中させ、精神を統一する感じですね。ただそれは難しいことではなく、茶室にいると自然にできました」
初めてで右も左もわからない茶道も、きちんと楽しめるのはさすがです。

「先生に褒められたお茶の立て方ですが、もしかしたら以前やっていたギターが関係あるのかな?と思っています。手首を細かく動かすやり方が、とっても似ていたんです。でも、褒めていただけたのは嬉しかったですね。それとお抹茶はとってもおいしかったです。本格的なお茶を飲んだことがなかったので、初めての味でしたが苦すぎず程よい味わいでした。引き立て役のお菓子も、買って帰りたくなるほどおいしかったですね(笑)」

最後はお茶目な一面も見せてくれた栗原くん。そんな彼の和体験は、次回に続きます!

「栗原吾郎の和体験~三味線~編」へ!

写真/黒坂明美 スタイリング/山本ひとみ ヘアメイク/佐々木シエラ 文/戸塚真琴
編集/井上峻 衣装協力/京都レンタル着物first (o-first.com)

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