専門誌と考える趣味ヘルス

ゴルフ後編 
出張『週刊パーゴルフ』!
生涯現役の気持ちが健康維持の特効薬!

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趣味に特化した健康話は、やはり分野のスペシャリストに協力を仰ぐのが近道。ということで、いわゆる専門誌の方の知見をお借りすることにしました。今回は幅広い世代に愛されるスポーツ「ゴルフ」にフォーカス。1971年から続く老舗雑誌『週刊パーゴルフ』の、“80代になっても80台を目指す”人気連載「80GOLFのススメ」を、出張掲載。若いうちから、老後まで続けられるゴルフには健康と深い繋がりがありました。後編は2015年11月24日号に収録。前編同様、脳トレの先生としてもおなじみの諏訪東京理科大学教授・篠原菊紀さんに取材されています。脳の健康を維持することは、体の健康の維持同様に大切。脳を元気に保ち、いくつになってもゴルフを楽しむ方法とは?

今回ご協力いただいた媒体

週刊パーゴルフ

1971年に創刊。平均発行部数は15万部。「ニュース」に特化したゴルフ週刊誌。様々なゴルフの“現場”からの情報を、専門誌ならではの視点で迅速かつ正確に取材して提供。同誌が主催するゴルフイベントも高い人気を博している。WEBサイト「パーゴルフ プラス」では、動画やプロゴルファーによるブログなど、誌面ではできない展開。今回載せた表紙は、再録させてもらった、2015年11月24日号。最新号の情報などはこちらをアクセス!

パーゴルフ プラス
http://www.pargolf.co.jp

篠原先生には前回(9月22日号)、脳の“ワーキングメモリー”という機能について話を聞いた。ゴルフはもちろん、認知症にもかかわる機能であることから、ワーキングメモリーを鍛えるためのトレーニングも紹介した。今回はゴルフと脳の関係について、さらに深く掘り下げてみよう。

大好きなゴルフのことを考えるだけでも認知症予防や健康維持につながる。

──前回、ゴルフには脳の〝ワーキングメモリー〟という機能が用いられる、と伺いました。

篠原先生:記憶や情報を一時的に保持し、それを何かと組み合わせて答えを出す機能がワーキングメモリー。ゴルフのみならず、仕事や勉強、人との会話など、日常生活のあらゆるシーンに使われます。

──私たちは常に脳のメモリーを多重に使いながら、その情報を入れ子状に使って行動しているということでした。ワーキングメモリーを鍛えるため、ゴルフに真剣に取り組んだほうがいい、そして、「楽しむ」だけでも脳にいい影響がある、というお話もありました。

篠原先生:脳にはやる気とか意欲に関係する線条体という部分があり、年齢を重ねるとその働きが弱くなるのです。でも、物事を楽しもうという気持ちがあれば、線条体の活動を活発にすることができます。

──認知症にも効果があるんですよね。

篠原先生:そうです。アルツハイマー病は、脳にアミロイドβと呼ばれるタンパク質が蓄積することで記憶障害が起こることにかかわりますが、それを抑制するのが有酸素運動といわれています。しかし、有酸素運動よりも効果がありそうなのがレジャーなのです。これはまだマウスでの研究段階の報告なのですが、有酸素運動より日々変わるおもちゃで遊ぶほうが、アミロイドβの蓄積を抑制する力が大きいというのです。毎日ウオーキングをするより、何か楽しみを見つけたほうがアルツハイマーになりにくいといえそうです。

──われわれが行ったアンケートでは、「ゴルフの目的」は「趣味・楽しみ」という人が、「健康維持のため」と答えた人に次いで2番目でした。楽しむことも健康維持につながっているのですね。

篠原先生:ゴルフが大好きで、ゴルフのことを考えるとドキドキわくわくするなら、それだけでも線条体を活性化させることができます。だから、ゴルフ好きはもっとゴルフを楽しむことです。その意味からも、真剣にゴルフに取り組むことはいいことだと思いますよ。

虫歯をなくして、人とおしゃべりをすること。
これも脳の健康維持につながっていく。

──他に、脳機能に影響することはありますか。

篠原先生:しっかりかむことは、記憶や意欲などと関連のある脳の前頭葉の活動を高めますし、歯周病菌などが脳機能を低下させるという研究報告もあります。ですから、高齢になってもできるだけ多く自分の歯を維持し、よくかんで食べることが、認知症予防に役立つのです。

──口の健康は脳にもいい影響をもたらすのですね。

篠原先生:たくさん話すことは顔の筋肉を使うし、言葉の出やすさも高めます。言葉がすらすら出るかどうかは、代表的な脳機能のテストにもなっています。ラウンド中も、積極的におしゃべりを楽しみましょう。

──「何歳までゴルフを続けたいか」というアンケートでは、平均が79・2歳。「死ぬまで続けたい」という人は12パーセントほどいました。

篠原先生:とてもいいことですね。今、「高齢者も筋トレをしたほうがいい」というのは当たり前の考え方ですが、以前は「ケガをしたらどうする」とか「高齢者の筋力なんて伸びるわけがない」などといわれたものです。でも、実際にやってみたら骨は強くなるし、筋力も確実につくことが分かってきました。結局、高齢者だからという理由で「させない」ことが問題だったのです。

──いくつになってもゴルフを楽しみたい、という意欲が大切ですね。

篠原先生:そう。何より“生涯現役”という気持ちが大切です。この気持ちが脳の健康を維持する特効薬です。ゴルフ好きの人は“死ぬならゴルフ場がいい”くらいの気持ちで、存分に楽しむことが大切なことだと思います。

今回お話を聞いた先生

篠原菊紀

しのはら・きくのり/東京大学教育学部卒業、同大学院修了(健康教育学)。諏訪東京理科大学共通教育センター教授、学生相談室長。「学習しているとき」「運動しているとき」「遊んでいるとき」など、日常的な場面での脳活動の研究を行っている。テレビ・ラジオで脳トレの監修などでもおなじみ。著書に『脳活johnny問題集』(扶桑社)、『イキイキ脳トレ体操』『中高年のための脳トレーニング』(ともにNHK出版)、『60才からのボケないための脳力テスト』(永岡書店)など多数。

イラスト/市川興一 文/三浦靖史 編集/週刊パーゴルフ編集部

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