簡単&効果的なダイエットで
「お腹痩せ」を実現しよう!
2018/07/20
最近、それほど太っていないのにお腹だけぽっこりと出たメタボ体型の人が増えたと思いませんか? 実はお腹が出ている人は、アンバランスな栄養によって体内のバランスが崩れている状態なんです。栄養が偏るとお腹から太っていき、栄養のあるごはんを食べていればお腹からダイエットが可能なんです。無理な運動も必要ない、食べるダイエットで「お腹痩せ」実現させてみませんか?
目次
ぽっこりお腹の原因は
「栄養不足」にあった!?

カロリーはあるけれど、カロリーを燃焼させる「栄養が不足している」ファーストフードやお菓子、加工食品やバランスの悪い食事を食べ続けると、脳は栄養不足と判断し、あなたは栄養がある食べ物が口に入るまで食べたいと思うようになります。
ところが、まったく逆に「カロリーを燃焼させる栄養」を食べて胃腸をしっかり動かすと、代謝が上がり、食べても太らない体に変わっていきます。体の内側から、つまり胃腸を鍛えると、お腹の内臓脂肪から下半身、全身と脂肪が落ちていきます。
特に、食べるダイエット法はお腹の脂肪である内臓脂肪に効くので、すぐに結果が出るのが特徴です。内臓脂肪が多い人は、「栄養不足」で太っているので、特に効果があります。実践した人は100%近い結果が出ています。「食べたら太る」は誤解だったんです。栄養バランスのよい食材を選べば、自然と痩せていきます。
最高のダイエット食品は
なんと「お米」なんです!

「お米は太るから食べない」は今や非常識な健康法です。お米は太りやすいと思っている方が多いのですが、実はとても魅力的なダイエット食品です。
医師や栄養のプロたちがお米を「最高のダイエット食品」と呼んでいることは、一般的には、まだまだ知られていません。が、お米には私たちが必要とする栄養のほとんどが含まれているのです。
体を動かす燃料となる「炭水化物」、細胞の材料となる「タンパク質」、燃料を燃やす役割の「ビタミン、ミネラル」、排出力を高める「食物繊維」と勢揃いしています。現代の食事でオーバーしやすい脂質が少ないというのも優秀な点。このバランスによって全身の代謝を活性化してくれます。
《お米の主な栄養成分》
・炭水化物
体を動かすガソリン的存在。抜くと代謝が下がり、代謝が下がると筋肉が落ち、お腹から脂肪がつきます。粒状のお米を咀嚼しゆっくり食べると血糖値の急上昇を防げます。
・タンパク質
植物性のタンパク質が摂れる数少ない食材です。筋肉や骨、血液やホルモンなど体内のあらゆるものの材料。不足すると老化が進みます。
・ビタミンB群
糖質や脂肪の燃焼を助けて、細胞の新陳代謝を促します。疲労回復、ダイエット、美肌を目的としたドリンクの常連となる成分。
・マグネシウム
体内酵素の働きを支える重要なミネラル。代謝を活性化します。
・鉄
いい血液をつくるためには欠かせない。貧血の改善にも有効です。
・亜鉛
細胞の再生に欠かせない、新陳代謝の要となるミネラル。美肌のもと。
・食物繊維
食物繊維は野菜のイメージが強いのですが、穀物のほうが整腸作用が強いと言われます。さらにレジスタントスターチという難消化性のでんぷんが多く含まれます。食物繊維に似た性質で排出されやすく、整腸作用もあるので、お米は便秘改善にも効果的です。
これだけバランスよく栄養がつまっている食材は、お米のほかにありません。だから、「ダイエット食品」であり、「食べる美容液」であり、「究極の栄養ドリンク」と言えるくらいの存在なのです。
まずは1日3食、3日間ごはんを食べてみてください。3日目には「あれ、最近便通がいい」「肌が乾燥しにくくなった!」と感じるはずです。食物繊維や良質なミネラルなどの働きで、まず「腸」のゴミ出しができるので、便通やお肌の調子がよくなるからです。
10日間続けると、たいていの人が「運動していないのに、お腹がへこんできた」ことに気づきます。しっかりお米を食べると、お腹の内臓脂肪を特に落としてくれます。
10日間で結果が出る!?
短期集中、お腹痩せダイエット!

「雑穀ごはん+みそ汁」を使った、ダイエット効果を最大限にまで高めたレシピをご紹介します。この方法は、10日間の短期集中で結果を出したい人におすすめです。
もともと雑穀には、キレート作用と言って、代謝を下げる有害ミネラルや添加物など、体に負担をかけるものを体外に排出してくれる作用があります。
雑穀には食物繊維が多く含まれているため、白米だけのごはんよりも腸内を大掃除し便秘を解消してくれます。この雑穀の強力な排出作用で体に溜め込んだ余計なものをデトックスすると、お腹から驚くほどやせるのです。
ダイエットメニュー
雑穀ごはん+みそ汁(野菜入り)+ごはんのおとも
3食×10日間分
お米は1日1.5~2合くらい+雑穀を米1合に対して大さじ2~3杯(20~30g)
=炊くと550~750g(茶碗4~5杯分:1杯約150g)
・雑穀
5~10種類がブレンドされている雑穀がおすすめ。単品よりも数種類が組み合わせると相乗効果が期待できます。雑穀は組み合わせの仕方(配合)で効果や味が変わります。パサついたり、穀物臭が強いものは品質が悪いので食べないほうがいいです。質が悪いスカスカの雑穀では結果が出ませんので、研いだとき、水に浮かない質の良いものを選びましょう。
・みそ汁
具は、ビタミン豊富な旬の緑黄色野菜や体を温める効果が高い根菜類を選びましょう。旬の野菜を選んで、季節の変化を楽しむのも◎。野菜以外にも、デトックス効果の高いキノコ類や海藻、たんぱく源として豆腐などもOKです。みその質も重要です。きちんと発酵&熟成している「天然醸造」のみそは栄養たっぷり、うまみたっぷりで、美味しく体を温める効果が高いです。原材料に添加物の入っていないシンプルなみそを選びましょう。
・ごはんのおとも
梅干し、しらす、佃煮、納豆、かつおぶし、漬物、のりなど。ごはんを美味しく食べるために必要です。自分の好きなものを選びましょう。添加物が少ないのが理想的です。
消化に時間がかかる、消化液を多く使うおかずを減らすことで、胃腸の負担を軽くしながら、体の中の余分なもの(脂肪、糖分、水分、添加物など)を毒出しするプログラムです。
この10日間プログラムで、ほとんどの方はウエストが3~5センチ減るようです。より効果を上げるためには、よく噛んで食べること。噛むほどにダイエット効果が上がりますよ。
10日間続けても効果がなかったら、「あまり噛んでいない」「太りそうと思いながら食べている」「お米の量が少ない」この3つをチェックしてください。同じ食事内容でも、食べる時の意識や気持ちと食べ方で結果が大きく変わります。
——参考文献『お腹からやせる食べかた』柏原ゆきよ著(講談社)
いかがでしたか?
あなたも栄養バランスを改善して「お腹痩せ」ダイエットはじめましょう。ダイエットが成功する食生活も、あわせてチェックしてみて!

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編集/リンククロス イラスト/エスグラフィックス 、anyes 監修/柏原ゆきよ