花粉症は、いつまで続く?
症状抑えて、春を満喫するには。

身体の不調について、専門医に原因から解決法まで伝授してもらう「女性のお悩み相談室」花粉症。花粉症の薬とマスクについて知った後は、いよいよ最終回。花粉症は、いったいいつまで続くのでしょうか? お花見や旅行など、イベントへのお誘いが多い春。花粉症が憂鬱だから家にこもるなんてもったいない! 症状を抑えながら、春を満喫する方法、探っていきましょう。

目次

1
花粉のピーク、いつまで続く?
2
旅行のプランは、花粉と相談を。
3
お花見の花粉症対策

スギ、ヒノキだけじゃない。
1年中、花粉は飛んでいる?

スギ花粉といえば「春」のイメージが強いですが、実は九州・四国の一部では2月上旬から飛び始めます。季節はまだ冬真っ盛りでも油断はできません。全国的にピークとなるのは3月~5月。

花粉の飛散数は、前年の夏の気象が大きく影響します。また、多い年と少ない年が交互に現れる傾向があります。「去年は大丈夫だったから、今年も同じ対策でいいだろう」では不十分かもしれないのです。油断せずに、毎年の傾向に合った対策が大切です。

花粉症の原因となる植物というと、スギやヒノキが真っ先にあげられますが、もちろんそれだけではありません。今国内で、花粉症の原因になるといわれている植物は60種類以上。その中でも、上図のカレンダーにある花粉に対するアレルギーが多いと言われています。

花粉カレンダーを参考に、花粉の飛び始める2週間前から薬を飲み始めるなどの対策を。また、アレルギー体質の人はさまざまな花粉に反応しやすくなります。症状が出ていない時季でもきちんと予防しましょう。

旅行のプランは、
花粉を考慮して立てよう。

旅行や行楽などのプランを練るときには、行き先が花粉のピークに当たっていないか、飛散量はどのくらいかなど情報を集めることが大切。

花粉の飛び方には、地域によって時差が生じます。スギ花粉最前線は、日本列島の南から北へとゆっくり北上します。九州では2月上旬には飛び始めていますが、北海道では3月下旬にようやく飛び始めます。その差は1ヶ月半もあるのです。

花粉情報を集めて対策するためには、自分がどの植物の花粉に弱いかを知っておく必要があります。アレルギーを起こす花粉は人によってさまざま。1種類だけ気をつければいい人もいれば、何種類もの花粉を警戒しなくてはいけない人もいます。

そもそも毎年春先に鼻がムズムズするからスギ花粉症だとは限りません。同時期に開花するハンノキやヒノキなどが原因の場合もあります。

行き先が花粉の多い場所なら、なるべく花粉との接触が少なくなる対策をします。行き先の花粉状況がつかめない場合は、目的地の観光案内所や市役所、旅行会社の窓口などに問い合わせてみるといいでしょう。一緒に行く人に、行き先やプランを自分から積極的に提案していくことも大事です。

花見シーズン、完全防備で臨むか、
夜桜か屋内で楽しむか。

間もなくやって来るお花見シーズン。でも、桜の木は公園や川沿い、街道沿いなど、風通しのよいひらけた場所に多く、花粉がたくさん飛散するポイントです。また、外で花見するとなると、晴れた暖かい日を選びますが、これも花粉が多くなる条件です。さらに花見酒でアルコールが入ると、アレルギー反応が過敏になる場合もあります。

花見は花粉を浴びに行くようなものと考えて、あらかじめできる対策はすべてそろえてから出かけます。
・マスク……飲食するとき以外は常に装着
・メガネ……防花粉サングラスがUV対策になって最適
・服装……花粉がつきにくく春先の風や寒さ対策にもなる点で、ウインドブレーカーがおすすめ
・髪型……風でバラけないように結ぶ
・帽子……ツバが広く、目深に被れるもの

花見の時間を自分の都合で決められるなら、花粉が飛びにくい夜間にしたほうがいいでしょう。花見ではお酒を飲みたくなると思いますが、花粉症の人は控えたほうが無難です。アルコールはアレルギー反応を強めてしまうおそれがあるからです。

お花見は、春を満喫できるイベントの最たるもの。花粉症の症状を上手に抑えながら、お花見を楽しんでください。最近は、大きな窓から桜が見える「お花見カフェ」や「お花見レストラン」もあります。花見=屋外という概念を捨て、屋内で花見を楽しむのも素敵ではないでしょうか。

――参考文献『これでスッキリ 花粉症がみるみるよくなる62の対策』福田千晶(日東書院本社)

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プロフィール

福田千晶

ふくだ・ちあき/医学博士・健康アドバイザー・ウーマンウエルネス研究会メンバー。1988年に慶應義塾大学医学部卒業。医師として東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学科勤務を経て、健康アドバイザーとして執筆、講演、テレビ・ラジオ番組への出演などで活動。2007年より、アルシェクリニック(大宮)にて外来診療も担当。『40代からはじめるもっと太らない体づくり―大人のヘルスケア』(笠倉出版社)、『明日、突然倒れないための強い血管の作り方』(永岡書店)、『1日10分!足の悩みは自分で治せる(だるさ、むくみ、冷え、外反母趾、ひざ痛 本当の治し方)』(実業之日本社)など、著書も多数。

編集/リンククロス

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